KOMA の使い方
入れる
インストーラを実行します。プラグインもアプリも一度に入ります。
先にホストを終了してください。 Resolve / Premiere / After Effects / Flame が 起動しているとインストーラが止まります。開いたまま入れても、ホストは古い方を 掴んだままです。
入る場所:
| OFX(Resolve、Flame) | /Library/OFX/Plugins |
|---|---|
| Adobe(Premiere、After Effects) | /Library/Application Support/Adobe/Common/Plug-ins/7.0/MediaCore |
| アプリ | /Applications |
Resolve は Studio が必要です。 無償版は OFX プラグインを読み込みません。
使う
- Resolve — エフェクト → OpenFX → Filter → KOMA
- Premiere / After Effects — エフェクト → KOTETSU → KOMA
- Flame — OFX → KOMA
グレーディングは KOMA の前段でしてください。KOMA は表示参照の Rec.709 で動きます。 log 素材のときは Input Colorspace でその形式を選ぶと、手前に変換が入ります。
色空間
KOMA は表示参照の Rec.709 で動きます。
| 入力 | 出力 |
|---|---|
| Rec.709 / sRGB | そのまま(変換しません) |
| Log / Linear | Rec.709 に変換して返します |
| Bypass | 何もしません |
log を選んだときだけ片道です。フィルム段が「シーン参照 → 表示参照」そのものなので、 S-Log3 に戻る道はありません。
HDR(PQ / HLG)と ACES には対応していません。 P3 も選べません。 これらの素材をそのまま入れると、絵は出ますがエラーは出ず、色は正しくありません。
更新する
新しいインストーラを、同じ手順で入れ直すだけです。 設定もライセンスも プロジェクトも残ります。
パネルの上に KOMA 1.2.1 — 1.3 が出ています と出たら、新しい版があります。 1日1回、サイトの版番号だけを見ています。ネットが無ければ何も出ません。
ライセンス
キーはパネルから入れられます。 Resolve など OFX では Settings…、Premiere / After Effects では Licence... を押すと、専用の窓が開きます。アプリの環境設定でも同じ窓が出ます。1本入れれば、プラグインもアプリも有効になります。
- 同時に2台まで。 機材を入れ替えるときは、片方を解除してからもう1台で
有効にします。解除は Polar のアカウントページ、またはアプリの環境設定から
- 認証はオンラインで1回。 そのあとはネットが無くてもレンダリングできます。
ネットがあるときだけ1日に一度確認しますが、繋がらないことで止まることは ありません
- ライセンスを入れるまでは、全機能が使えて出力に透かしが乗ります。期限はありません
うまくいかないとき
プラグインが出ない ホストを再起動してください。それでも出ないなら、Resolve が Studio かどうかを 確認してください。無償版は OFX に対応していません。
インストーラがエラーで止まる ホストが起動しています。Premiere や After Effects は、閉じたつもりでも バックグラウンドに残ることがあります。
After Effects で「重複してインストールされています」と出る 古いコピーが残っています。ユーザー領域 (~/Library/Application Support/Adobe/…/MediaCore)に KOMA.plugin があれば 削除してください。正しい場所は /Library の側だけです。
透かしが消えない パネルの Settings…(Adobe では Licence...)でライセンスを入れてから、ホストを再起動してください。プラグインは起動時にライセンスを読みます。
4K が重い MTF / Acutance を切ると UHD で約 9.5 ms 戻ります。編集中は切って、 書き出しで戻す使い方ができます。ノートパソコンでは電源に繋いでください — 電池残量が少ないと、CPU 側が絞られて間に合わなくなることがあります。
After Effects が遅い After Effects では現在 CPU で描いています。Premiere と Resolve は GPU です。
消す
アプリのメニューから KOMA → Uninstall KOMA… を選びます。 ライセンスと設定は残ります。
連絡先
support.koma@kotetsu.work
コントロール一覧
生成物。tools/make_help が filmui::kParams から出す。手で編集しない。
ソース
| コントロール | 範囲 | 既定 | |
|---|---|---|---|
| 入力カラースペース | Rec.709 | 入ってくる画素が何であるか。log 形式を選ぶと、フィルム段の手前に Rec.709 への変換が入ります。Rec.709 はそのまま入ります。ルックのプリセットはここを変えません(ニュートラルを含む)。 |
フィルム
| コントロール | 範囲 | 既定 | |
|---|---|---|---|
| フィルム種別 | Cine 250D | ||
| 露出(段) | -4 – 4 | 0 | |
| フィルムキャラクター | 0 – 2 | 1 | その銘柄が持つ色の分離を、どれだけ残すか。 |
| プリントコントラスト | 0.5 – 2 | 1 | |
| ハイライトのショルダー | 0 – 1 | 0 | 白に届く手前で、上がどれだけ寝るか。プリント材は白へ直線では入りません。コントラストでは代用できません — あちらは中庸を軸に回るので、上を柔らかくすると上半分すべてが動きます。 |
| 彩度 | 0 – 2 | 1 | |
| シグネチャー | 0 – 1 | 0 | |
| 肌の明るさ | 0.5 – 1.5 | 1 | |
| 肌の彩度 | 0 – 2 | 1 | |
| 肌の色み | -30 – 30 | 0 |
グレイン
| コントロール | 範囲 | 既定 | |
|---|---|---|---|
| グレインを有効化 | オン | ||
| グレインの種類 | Lattice | 格子(Lattice)は KOMA が最初から使ってきた補間の場です。粒子(Particles)は結晶を1つずつ置きます。フィルムの粒に輪郭と隙間があるのは、そちらのため。 | |
| ゲージ(フォーマット) | 35mm | ||
| 適用量 | 0 – 2 | 0.5 | 上限は 2。1 を超えるとどのプリセットより粒が多くなります。そこに余地があること自体が目的です。 |
| 粒のかたまり | 0 – 1 | 0.5 | |
| サイズ(ゲージに対する倍率) | 0.25 – 4 | 1 | |
| シャドウ | 0 – 2 | 1 | |
| ミッドトーン | 0 – 2 | 1 | |
| ハイライト | 0 – 2 | 1 | |
| プリントの粒 | オフ | プリント材にも自前の粒があり、ネガのようには引き伸ばされません。小さいゲージではネガの粒に隠れ、65mm ではプリント側のほうが大きくなります。 | |
| プリントの粒の量 | 0 – 2 | 0.35 | |
| プリントの粒の大きさ | 0.25 – 4 | 1 | ゲージは掛かりません — プリントはすでに最終寸法なので。 |
レンズ
| コントロール | 範囲 | 既定 | |
|---|---|---|---|
| ブルーム/ディフュージョンを有効化 | オフ | ||
| ブルームの強さ | 0 – 1 | 0.3 | |
| ブルームの半径 | 0.002 – 0.15 | 0.03 | |
| ブルームのしきい値 | 0 – 2 | 0.6 | |
| ディフュージョン(ベーリンググレア) | 0 – 1 | 0 | |
| 色収差を有効化 | オフ | ||
| 色収差の量 | 0 – 1 | 0.3 | |
| 色収差の周辺への出かた | 0 – 3 | 1 | |
| ビネットを有効化 | オフ | ||
| ビネット(周辺光量落ち) | 0 – 1 | 0 | |
| ビネットの半径 | 0 – 1 | 0.55 | |
| ビネットの柔らかさ | 0 – 1 | 0.6 | |
| 感光(ライトリーク) | 0 – 1 | 0 | |
| 感光の角度 | 0 – 360 | 0 | |
| 感光の柔らかさ | 0 – 1 | 0.55 | |
| 感光のゆらぎ | 0 – 1 | 0 | 感光はカメラが回るあいだ開いたり閉じたりする隙間なので、光源のちらつきより大きく振れ、完全に閉じることもあります。 |
| 感光の色 | 1.00 0.42 0.16 |
ハレーション
| コントロール | 範囲 | 既定 | |
|---|---|---|---|
| ハレーションを有効化 | オン | ||
| 強さ | 0 – 2 | 0.5 | |
| 半径 | 0.002 – 0.06 | 0.01 | |
| しきい値 | 0.1 – 2 | 1 | |
| ハレーションの色 | 1.00 0.25 0.08 | 各層がどれだけ戻ってくるかを決めます。散乱の距離は物理どおりで、赤がもっとも深く入り、もっとも広がります。 | |
| 発光のゆらぎ | 0 – 1 | 0 |
にじみ
| コントロール | 範囲 | 既定 | |
|---|---|---|---|
| イラジエーションを有効化 | オン | ||
| イラジエーション | 0 – 1 | 0.35 | |
| イラジエーションの半径 | 0.0005 – 0.02 | 0.004 | |
| 色素雲のにじみ | 0 – 1 | 0.35 | |
| 色素雲の半径 | 0.0005 – 0.02 | 0.003 | |
| 層間のエッジ発色 | 0 – 1 | 0.4 |
シャープネス
| コントロール | 範囲 | 既定 | |
|---|---|---|---|
| MTF/アキュータンスを有効化 | オン | ||
| MTF の柔らかさ | 0 – 1 | 0.35 | |
| アキュータンス(エッジ効果) | 0 – 1.5 | 0.5 |
モーション
| コントロール | 範囲 | 既定 | |
|---|---|---|---|
| ゲートウィーブ | オフ | ||
| ウィーブの量 | 0 – 1 | 0.5 |
経年
| コントロール | 範囲 | 既定 | |
|---|---|---|---|
| クロスオーバーを有効化 | オフ | 量の既定が 0 なので、スイッチも既定オフです。オンなのに何もしていないスイッチは、絵の側に説明がありません。 | |
| クロスオーバー | -1 – 1 | 0 | 3層の特性曲線が平行でないと、ニュートラル軸が曲がり、階調の両端が逆方向へ振れます。合わないプリント材に焼いたネガ、クロス現像、そしてほとんどの経年フィルムで起きること。1つの原因が両端を動かすので、コントロールも1本です — 暗部と明部を別々に振れるものは、スプリットトーンであってこれではありません。 |
| クロスオーバーの軸 | 0 – 360 | 0 | どちら向きか。0 は暗部が青、ハイライトが黄。青感層が最上層なので、経年はこの向きに進みます。 |
| 色斑(モトル) | オフ | 同じノイズの低周波側です。粒状性は 48µm の開口で測りますが、スペクトルはその下まで伸びていて、そこでも3層は無相関のまま。だから輝度の粒ではなく色の斑として見えます。現像ムラと塗布ムラも同じ帯に入ります。 | |
| 色斑の量 | 0 – 2 | 0 | 2つの粒の世代と違い、銘柄の粒状性には比例しません。 |
| 色斑の大きさ | 0.25 – 4 | 1 | 斑ひとつの大きさ。1 で画面の約 1/20 です。 |
| 色斑を静止させる | オフ | フィルムは動きます。1コマ1コマが別のフィルムなので、斑も毎フレーム 引き直されます。チェックを入れると1枚の場で静止します — 80px の斑が毎秒24回入れ替わると、質感ではなく「沸いている」ように 見えることがあるので。 |
フィルムとルック
入力カラースペース — Linear (Rec.709 primaries), Rec.709, sRGB, Bypass (no conversion), S-Log3 / S-Gamut3.Cine, LogC3 (EI800) / AWG3, LogC4 / AWG4, V-Log / V-Gamut, Log3G10 / REDWideGamutRGB, C-Log3 / Cinema Gamut
フィルム種別 — -, Cine 50D (fine), Cine 250D, Cine 200T, Cine 500T (coarse), Cine Mono 250, Portrait 400, Portrait 160, Vivid 100, Amber 200, Pastel 400, Neon 800T, Chrome 50 (slide), Mono 400, Cine Print
ルック — Neutral, Film Classic, Teal & Amber, Print Master, Neon Night, Faded Pastel, Custom